11月14日、習志野市秋津にある「花の実園」にお邪魔し、ボランティア参加してきました。
「花の実園」は、地域で「共に生きる」街づくりを目指し、障がい者の通所施設として、生活介護支援、日常生活支援、就労支援など幅広い福祉サービスを提供している施設です。
生産活動や就労活動の一環として、「ちぎり絵」を制作したり、花壇花や鉢花を育成する園芸作業、テーブル等の作成をはじめとする木工作業、さらには給湯器など機器の解体作業を行い、利用者及び職員が一丸となって、リサイクルやSDGsにも貢献しています。
私は、実は、この「花の実園」の職員でした。22歳で福祉大学を卒業し、最初にお仕事させていただいたのが、花の実園でした。当時は、知的障害者の授産施設と名付けられ、職員が「指導員」と呼ばれていたころです。
その後、障がい者の自立支援法や総合支援法など新たな法制度が確立していく中で、現在は、職員の皆さんが「支援員」として、毎日様々な支援を組織的、計画的に行っております。
私が花の実園で過ごしたのが十数年ほど。その後、様々な福祉関連業務に従事し、司法書士・行政書士として働くようになった現在、早いものであれから20年以上経ちました。
利用者の皆さんを取り囲む社会の仕組みは都度変容してきていますが、利用者の皆さん自身は以前私がともに生活してきた皆さんと変わらず、当時のまま受け入れてくれるのがとても嬉しく感謝しています。変わったことといえば、お互いに歳をとったということくらいでしょうか🤣
思えば、法律事務のお仕事に就こうと志したのも、花の実園の皆さんがいたからです。大学卒業したばかりの若輩者だった私に、人としての素直さや純粋さ、人間力の豊かさを教えてくれたのが利用者の皆さんでした。私のアイデンティティは花の実園時代に作られたといって過言ではありません。そして、いつか、そんな利用者の皆さんを施設の外から支えたい。「恩返し」「恩送り」がしたいと。
司法書士・行政書士として、日々後見業務や相続業務等に従事しています。それら属人的な業務は密接に関連しています。言い換えれば権利擁護と遺産承継とは障がいを有する方たちの現在のそして将来の生活を支えるものとして両輪となるべきものです。
私自身まだまだ未熟ではありますが、今後も皆さんと協働し「共に生きる」中で一人でも多くの方のお役にたてるよう頑張っていきたいと思っています。
花の実園は、地域に開かれた施設です。毎年春には「さくらまつり」が催され、子供から大人までたくさんの人が集います🌸これからも、引き続き、笑顔あふれる情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いします❗
花の実園HP
http://www.hananomien.jp/